第179回仏滅会報告出嶋 美千子10月3日(土)の仏滅会は当初豊中市で開催という予定でしたが、甲南大学の中島教授から「ホームズまるわかり事典」(以下「まるわかり事典」)の出版記念の会を開いたらというお話があり、ホームズの部屋のある英国館で、仏滅会、そして二次会に代えて、出版記念パーティーを開催することとなりました。 まずWEJの発送作業ですが、早く到着された会員の皆さんにより手際よく処理していただき、2時過ぎには作業が終了してしまいました。 いつもの仏滅会は、役所風の折りたたみ机に椅子というパターンが多いのですが、この日はホームズの部屋の隣で、ヴィクトリア調の家具に囲まれての仏滅会でした。なんとゴージャスなことだったか。 最初に久武さんから「軽井沢 セミナー」の報告がありました。研究発表の内容報告でしたが、さすがレベルが高く消化しきれませんでした。詳しくはWEJ377号をご覧ください。次いで、外海さんから「山口大会」の報告がありました。大会を利用して山口の旅も楽しまれたそうで、これも夏の大会の魅力の一つと思いました。(大会詳細は後日WEJで報告予定) 3時の休憩も豪華でした。群馬からお越しの鈴木さんからお菓子の差し入れがあった他、見吉さんからクッキー、平賀さんからノイルウェイのチョコレート、外海さんから山口の外郎の差し入れがありました。お茶は普段紙コップなのですが、この日は英国館のティーカップでいただきました。(しかもお代わり有り、ケーキまでついて) この時間を利用して、「まるわかり事典」の販売とサイン会が行われ、購入者は著者の皆さんにサインをしていただきました。 お茶の後は、参加者の近況報告、情報交換行い、次に本日参加の「まるわかり事典」の共著者の方々から、寄稿についての思いを聞かせていただきました。共著の方は12人おられるのですが、当日ご出席の共著者は次の5名の方々でした。 鈴木利男、眞下庄作、林庄宏、木下信一、福島賛 すでにWEJ377号上で執筆者の言葉として発表されているので、内容は重複することが多かったのですが、ほとんどの方が初めての商業出版ということで、ご自身の研究が本になる喜びの弁の他、チャンスを与えてくださり、とりまとめの労をとってくださった平賀さんに感謝を述べておられました。 しかしその一方、どのような評価がでるかを気にしておられる様子も伝わってき、本を出版することの大変さをかいま見たきがしました。 また、校正を重ねたにもかかわらず、変換ミス等の誤りもあったりして、次の版が出る時には訂正をしたく、そのような日が来るように本が売れるよう期待されている著者もおられ、続編の出版も含めて、実現するように微力でも努力したいものだと思いました。 最後に12人のまとめ役、編著者の平賀さんから「まるわかり事典」発行に至るまでの裏話(WEJ377号掲載)と論文を書くにあたっての留意点等のお話があり仏滅会を終わりました。
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