『ホームズおもしろ事典』出版記念第191回仏滅会報告眞下 庄作10月8日(友引)、小春日和の13時から大阪船場の重要文化財である日本綿業倶楽部で出版記念仏滅会が遠来客を迎えて開かれた。 平賀代表から「『ホームズおもしろ事典』の出版について」では従来の説を再吟味して、より新しい発見と新しい論旨による説に従って記述したものを採録し、研究に関して口論乙駁、談論風発の議論を通じて何かと示唆いただき、今後も仏滅会等での発表等によっては 4冊目の挑戦も夢ではないと説明されると一同一瞬、眼をパチクリ…。 続いて、「『ホームズおもしろ事典』出版の弁(よもやま話)」で 長谷川さんは外国人部隊と外人部隊など校正のやり取りで言葉の持つ意味、嘘真面目が時には大切であるということであった。後藤さんからホームズはケルトの血を引く人物であろうと。トリは中尾さんで英文学の世界では有名な方で、当時のカレー料理を自宅で実際にレシピ通りに創られ食され肉量が多くチョビッとカレー粉がかかった事を披露される。 休憩では翠川さんからヘルシンキのGEISHAチョコレート土産や差入れ物が配布され、皆さんは美味しそうに飲食されていた。 この後、座談会「ホームズクラブの愉しみ」に移り鬼丸さんを座長に「回顧と展望」をテーマに相宅さん、福島さん、平賀さんによる4人の方々により入会の動機や色々な人達と自由闊達に語り得た価値、自由な雰囲気の良さなどが今の人間形成にも役立っている様子から今後の支部の運営、記録の蓄積、物語の名訳、新機運の活性と愉しみ方、普及と啓蒙の方法も飛びかい、また関西の根性で永遠に続けるぞ!…というツワモノも。などを語ってもらった。 近況報告では、予定時間を超過してしまい、お楽しみにしていた支部 30周年記念英国・スイス旅行に参加された西岡、見吉さんのお二人の話は残念ながら次回にお預けとなった。 渡辺さんから次回仏滅会は正倉院展開始初日の10月29日(土)10時から婦人会館で正倉院等の見学 13時から仏滅会、正倉院展を19時まで見学する案内があった。この後、館内見学案内があり昭和6年に建設され当時の最先端技術と国際化をテーマで資材はイタリア直輸入で昭和 7年に開館し関西財団がリットン調査団と会談した英国の間から仏国、米国の間そして皇室の貴賓室の間等で一同溜息を出しながら出版記念会場のグリルの間へと場所を移す。 名司会者外海さんにより開始されバイキング料理に舌鼓み、トリックが無いといわれる大川さんの見事なるハンカチ・マジックの艶やかな「祝」の赤文字に酔う。テーブルスピーチでは香里さんが当時の文献を安く手に入れられたこと、前田さんはペンネームに苦労されたこと、久武さんは得意の語学力を活かされ、福島さんはホームズやワトスンも、福島さん同様愛書家だったことを各々が語られた。 制限された時間ではまだまだ言い尽くせ無かった方々は場所を梅田のパブ・シャーロック・ホームズに移して飲み、語られたという。 参加者; 大川 一夫 渡辺利枝子 平賀 三郎 翠川こかげ 鬼丸 武士 相宅 史子 三宅 俊行 出嶋美千子 西岡 知恵 西田 千穂 外海弘美子 外海 靖規 上甲 美紀 福島 賛 中尾 真理 後藤五百合 後藤 清作 久武 正則 眞下 庄作 西浦 寛 長谷川明子
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