第216回東大阪仏滅会報告

外海弘美子

 平成27年3月28日晴天。午後1時前から怪しげな大人たちが続々と、大阪府立中央図書館会議室にやって来た! ということはなく、ぼちぼちと紳士淑女の方々がお集まりになられました。

 まず平賀さんから、東京で行われました、第74回全国大会の報告がありました。その中で一番気になったのが『ホームズ大賞』受賞のお話です。意味ありげに布で覆い隠された台!会場中の注目の的に・・・なりすぎて、司会者の話も耳に入らないようだったとか。その布で隠されていたものとは!!今回大賞にとなった、三谷幸喜さん脚本の、NHK人形劇シャーロック・ホームズよりマペットのホームズ君でした。その話を聞いて、大会に参加しなかったことを、少々くやしく、かなり後悔いたしました。実物に会いたかったです。

  で、ご本人の三谷幸喜さんも登場で、シャーロキアンであることなどお話しされたそうです。ホームズ関係の本はかなり読まれてるとのことなので、関西支部の有志による「ホームズなんでも事典」(三部作)読まれてて、脚本の参考なんかになったのかな〜とか、勝手な想像を膨らましております。

 後ほどの近況報告の中で、西岡さんが「朝日新聞の三谷氏のコラムに、ホームズ大会に行ってきたことが書かれていた」と報告があったので、ここは図書、新聞を閲覧しました。

 初めの発表は、眞下さんの「ストラドマガジン挿絵の謎2」。実はこの発表は、210回仏滅会での発表の続編です。前回は「ホームズの死」までだったので、ホームズが生還して引退までの31事件のなかでベイカー街221Bの挿絵は27件、数にして233葉中、54葉に登場したとのことです。(レジュメ引用)

 本文中には書かれていない事が、挿絵から分かることもあるようで、入口ドアの開閉向きの変更や暖炉や照明の変更。電話線の設置とか・・・事件とは関係がないのでワトソンさんの記述がないんでしょうけど、仕事場としてより快適に変化しているってことなんですね。

 次は、福島さんの「ウィステリア荘異聞」。シャーロック・ホームズ紀要に投稿された論文をもとにお話しをしてくださいました。「詳しくは紀要を読んでください、宣伝です」と言われ話が始まったのですが、詳しくは紀要でね! 

 「ウィステリア荘」と言われても、私はピンとこなかったです。人気もいまいちな感じですが、いろいろと語ることがあるんだということを知りました(シャーロキアンだからなんでしょうか?)。今回驚いたことがありました、現地に行って写真を撮ってこなくとも、ウィステリア荘だろうと思われるお屋敷候補が、インターネットの地図でわかるんですね。ハイテク?すごいです。配っていただいた資料ではカラー印刷でわかりやすかったです。紀要ではモノクロだったので、仏滅会に来た人だけのお得ですね。

 ご発表頂いたお二方にも、参加された皆様にも4時で終わる旨お伝えしておりましたら、何とかなるもんなんですね、いつもよりコンパクトに足早に、急げ急げの進行

したが、ご協力ありがとうございました。会議室を4時に出た後、図書館の地下倉庫見学に有志で参加いたしました。今回も自転車のベルの音は聞こえども、自転車に乗っている司書の方のお姿を見ることはかないませんでした。倉庫の中は、案外狭いように見えて広いってことがわかりました。まだまだ探してみたい本もありましたが、一時間はあっという間に過ぎてしまい、解散となりました。

 その後は、お楽しみの(私だけ?)有志による二次会です。今回も駅前の中華料理店「ほうみん」さんで、楽しくおいしいひと時をすごしました。一部の方々は、飲みたらないのか話したらないのか?どこか霧の中に消えてしまいました。

【参加者】

渡辺利枝子  平賀 三郎  翠川こかげ  出嶋美千子  西岡 知恵  見吉 

時枝  西田千穂  外海弘美子  福島  賛  眞下 庄作  西浦  寛  

外海 靖規  林  千佳  森川 智喜


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