訃報

家次房夫さんご逝去

 JSHC・同関西支部で30年にわたって活躍された関西支部最高顧問に推挙されていた家次房夫さんが、4月15日に心不全のために逝去された。享年96歳。告別式は午前10時30分から吹田市の千里会館で行われ、関西支部からは弔電を供え、平賀三郎と翠川こかげが参列した。

 式の最後に挨拶された喪主(ご子息)の挨拶の中に、故人がいかにホームズ活動に熱心だったかというエピソードもあった。

 家次さんは、関西支部の第1回仏滅会に、昼間の設立総会には都合で参加出来ないが、二次会のパブ・シャーロック・ホームズから参加され、「二次会からの出席も出席とみなす」との関西支部の内規を生んだ人、その時すでに66歳に達しておられたが、お元気に活動する姿が見られた。

 家次さんの研究で知られているのは、米国の挿絵画家フレデリック・ドー・スティールの研究がある。『ホームズの世界』に3号にわたって投稿され、この画家の作風や生涯を究明された。他に半七の研究にも没頭された。

 本年は関西支部設立30周年、その30年のホームズ暦は知的好奇心と共にあったものと思われる。

 ご冥福をお祈りします。

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