2010年10月の話題

『ホームズなんでも事典』出版記念パーティー開く

 

 9月23日に、何人もの会員の共著で出版された『ホームズなんでも事典』(青弓社発行)の出版記念パーティーが10月16日(土)17時から、大阪氏北区の中央電気倶楽部で開催された。

 公刊された本の出版記念パーティーが、JSHC関西支部例会である「仏滅会」の二次会として開くというのも、ホームズ先生の弟子であるシャーロキアンらしい所である。

 幹事は、仏滅会に引続いて外海弘美子さん、昨年『ホームズまるわかり事典』の時もそうだったが、美しい着物姿であった。

 会場には、編著者でホームズ本を4冊出した平賀三郎関西支部代表、群馬県在住で以前にホームズ年代学の私家本を出された共著者である鈴木利男先生や、何冊もの共著がある奈良大学教授の中尾真理先生、広島在住のサブカル界では知られた作家の原田実先生など、錚々たる作家が顔を見せていたが、著者といえども会費を払って参加している所に、例会の二次会と位置づけているカラクリがありそう、これも権威や形式を嫌うホームズ先生の弟子らしい企画である。

 そればかりか、編著者からはオリジナルメモ用紙が参加者にプレゼントされたが、おなじみのディアスとーカー、虫眼鏡、パイプのロゴと、下に小さい字で、ブルーの用紙には“Elementary, my Dear Watson”、クリーム色の用紙には名前が“Violet”、ピンクの用紙は名前が“Irene”になっている。これもなにげないが、記念品といえども隅々まで観察しなければならないよという、ホームズばりのウィットなのかも知れない。  あなたは、ワトソン先生、バイオレット嬢、アイリーン弁護士夫人のどなたに一番“Dear”の感情を持っていますか?

 パーティーは、関西支部小澤聰会員の祝辞、同じく林庄宏会員の乾杯の音頭でなごやかに始まったが、今回の本や著者先生を囲む話題もあったが、ホームズに関する話、関しない話で盛り上がっていたのもいつもの通りであった。

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