2010年11月の話題

 ちょうど今回の訪英をロンドンシャーロック・ホームズ協会のガイ・マリオット会長に連絡したところ、是非会食したいとのご招待に預かり、11月27日(土)12時30分から、ホームズも何度か食事をしたローストビーフで有名なストランドのシンプソンのレストランで昼食会が持たれた。

 伝統あるロンドンSH協会の会長とJSHCの関西支部の会員とのいわば正式の昼食会で、支部としては初めての行事であった。出席者は次のとおり。

ロンドンSH協会ガイ・マリオット会長、ロジャー・ジョンソン氏、キャサリン・クークさん、サトウ・アキコさん

 JSHCからは平賀三郎、眞下庄作、翠川こかげとロンドン在住の清水健氏ロジャー・ジョンソン氏は会報を担当している役員で元図書館員である。クークさんも役員、ご存じのマルリーボン図書館の司書でホームズコレクションの管理もしている。サトウさんはロンドン在住の日本人会員で評議員を勤めている。

 JSHC関西支部側としては、やはりロンドン在住のJSHC会員である清水健氏もお誘いして8人の充実した昼食会となった。席上、ロンドンSH協会からは研究冊子「BACK TO BAKER STREET」が贈られ、関西支部からは、神戸大会記念品のホームズ・キーホルダー、出版記念に作成したホームズのロゴ入りの封筒と用箋、木曽の漆塗りの片口、正倉院のパンフレットを贈呈した。なお『ホームズなんでも事典』は事前に送っておいた。

マリオット会長は、日本で発行された合計二百項目を超えるホームズ事典には興味を示しておられ、サトウさんに依頼して『まるわかり事典』を何項目か英訳して読まれたとか。高い評価を戴いている様子であった。

 食事後に、ジョンソン氏の案内で、オデオン座の壁に描かれていたホームズの像を見た。この劇場で上演された芝居の主人公が描かれており、清水氏もサトウさんも永くロンドンに住むが初めて気が付いたとのことであった。

 その後、パブSHに立ち寄り、2階に保存されているホームズの部屋の室内にも立ち入らせて戴くという特別な案内を受けた。いつもはガラス越しに覗く以外はなかったが、展示物を手にすることもできた。だだし何もポケットに忍ばせて持ち出してはいない。そして、ホームズエールなどのグラスを傾けて懇談し、有意義な半日を過ごすことができた。

 当初この昼食会の会場はパブSHで計画されたがパーティの予約があって、クライテリオンにするかここにするかを検討の上で、シンプソンに落ち着いたとか。その夜、大阪からの3人でクライテリオンを訪れ3店を征覇した。

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