2月の話題

関西の文化人 祇園に集う

 2月26日(日)に、関西支部のシャーロキアンである文化人13名が祇園に集い、関

西支部客員の中島俊郎甲南大学文学部教授が著された『オックスフォード古書修行』

の出版を祝った。

 この企画は昨年12月の仏滅会後の納会での雑談から始まった。関西支部30周年の年

を飾る講演を中島教授にお願いし、出席者一同多大の感銘を受けた。そこで誰言うと

なく中島教授を囲んで、京都で一夕懇談してはどうかとの声が上がり、この話を聞い

た出席者や有志によびかけて実現したもの。場所として上七軒、祇園などが候補に

上ったが、祇園石段下交差点の少し先にある露地の奥にある割烹を選んでこの日の開

催になった。

 司会進行は相宅さん、先ず幹事を代表して平賀さんが趣旨などを述べ、続いて中島

さんから挨拶をいただいた。乾杯の音頭は群馬県から参加した鈴木さん。一同は京料

理と美酒に酔いしれ、なごやかな夜は更けていった。

 席上で、出席会員から中島さんの著書を持参してサインを求める者が続出し、京都

のお座敷で、京料理を前にしたサイン会さながらのひとときになった。また広島から

参加した原田さんから、この度ニューヨークのBSIに小林さんの後を継いで東山さん

が入会を果たしたのを関西支部として祝意を表する色紙をまわし、参加者一同がサイ

ンした。

 宴もたけなわの中で、京都の舞妓さんと芸妓さんが登場、伝統の京情緒あふれる物

腰での接遇と「祇園小唄」などの舞踊を一同うっとりと観賞した。

 京都らしいひとときも楽しく終え、後は有志が東山三条のアイリッシュ・パブに繰

りこみ、ビールやスコッチウィスキーの杯を片手に懇談は果てしなく続いた。

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