7月の話題

梅田パブシャーロック・ホームズ35周年祝賀会仏滅会開く

7月7日(土)13時〜19時30分に、大阪梅田のパブシャーロック・ホームズの開設35周年の記念仏滅会が開催された。

 この日の幹事は真下庄作さん、先ずこの日に配布することにしたWEJ415号の発送作業を行い、13時30分の真下幹事による開会の辞と本日の主旨説明と日程の説明があり、大阪に転勤になって最初に訪れた時の印象などが述べられ

た。

 お祝いの言葉は古参会員の田村耕三さん、当初の思い出などを語った。

 メインイベントである記念品贈呈が行なわれ、記念品として会員出嶋美千子さんのご親戚である木工芸家でアトリエ・カシュ・カシュを主宰する垣上滋延さん制作のホームズの横顔をデザインした木製の額が出嶋さんによって除幕され、参加者に披露された。また話を聞き伝えたロンドン・ホームズ協会会長のガイさんからのお祝いメッセージが贈られ、こちらは関西支部30周年記念旅行で訪英した西岡知恵さんによって除幕され、後刻見吉時枝さんから文面を翻訳して説明された。これらの記念品は、当日の参加者全員が記念品料を当日会費と共に負担して贈呈したものである。

 除幕の後に津田雅之さんと故津田昌信さんの未亡人である愛子さんからお礼の言葉が述べられ、記念品を囲んで全員の記念撮影がされた。

 コーヒーブレイクの後、全出席者から近況報告と情報交換が行われ、平賀三郎さんから記念研究発表「スイス・ホームズ聖地巡礼の旅?2」が行なわれた。

 この発表は、いわば綜説で、《最後の事件》でホームズがたどったスイスの各地、他の事件簿に登場する地名、アーサー・コナン=ドイルの息子のエイドリアン・コナン=ドイルが買って移り住んだリュソンの城とホームズの記念館、アーサー・コナン=ドイルが結核に冒された妻ルイーズの転地療養のために滞在した地などを実地に巡礼したり、従来からの各種文献に記されている説などを総合して適切な解釈を与え、新事実・新解釈を含むものであった。写真なども豊富に回覧された。

 17時過ぎに一旦中締めし、会場を整えたうえで、外海弘美子さんの進行で懇親夕食会が開かれた。乾杯の音頭は、次回(8月仏滅会)の幹事である西浦寛さん、その後約2時間の団欒の時がもたれた。

 まさにホームズ学の研究と会員相互の交流を目的とする関西支部にふさわしい行事となった。

 詳しくは、幹事の真下さんから、WEJ紙に報告される予定である。

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