9月の話題

新装なった軽井沢町立図書館

 本年の軽井沢セミナーは、中西裕さんが校長に復帰して、8月31日(土)〜9月1日(日)に開催された。場所は中軽井沢である。その中軽井沢駅に軽井沢町立図書館が新装オープンしている。

 軽井沢名物の浅間の焼石(黒っぽい溶岩で出来ている)をあしらった2階建の黒い建物で、東側がしなの鉄道中軽井沢、西側が図書館である。

 注目のホームズ関係の蔵書であるが、シャーロック・ホームズで検索すると、61冊が所蔵されていた。さすがにホームズ像が立ち、延原謙が別荘ホームズ庵を建て、クラブ主宰者小林・東山さんが別荘を構える軽井沢である。

 全集としては、1982〜1985年に発行された偕成社の全集14巻と、小林・東山さん著の河出書房新社から出した全集全9巻が揃っていた。その他、トレーシーのSH事典、バンソンのSH百科事典、小林・東山さん編のSH大事典があり、SH原画大全も所蔵されていた。数えてみると、小林・東山さんの本が、上記の全集やSH雑学百科、SHの倫敦など15冊あった。JSHC会員の本は、平賀三郎さんのSHへの招待、ホームズ聖地巡礼の旅、ホームズまるわかり事典など合計5冊あった。また実吉達郎さんのSHと金田一耕助、木村申二さんのSH観賞学入門、水野雅士さんのSHと99人の賢者が目についた。

 なかなか、地方都市の図書館としては筋が良い。なお、軽井沢の離山(軽井沢駅と中軽井沢駅の中間、徒歩約20分)にあった旧図書館は保存書庫などとして使われる。

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