1月の話題


 名探偵シャーロック・ホームズが世に紹介されてから128年、関西支部が昭和56年12月13日に設立されて33年目の新春を迎えました。

 日本シャーロック・ホームズクラブは昭和52年9月28日に設立されていますから、その4年後に設立されたことになります。実は黒髪連盟(ブラック・ヘッデッド・リーグ)が昭和56年に関西支部より一足早く設立されましたが、昭和59年に解散したので関西支部が最古の歴史を持っています。黒髪連盟はその後平成2年に再発足していますが、ずっと継続している関西支部が最も長く活動を続けています。

 ホームズが世に出て127年、関西支部にとって32年目に当る平成25年は、会員各位の積極的な運営参加によって、例会仏滅会は7回、機関紙「ウエスト・エンド・ジャーナル」は13号を発行しました。標準は年6回、機関紙12号ですから、1回・1号ずつ多い年でした。

 毎年関西支部では、会報12月号に年間の「十大ニュース」を掲載します。実は、その年の事業報告をこのような形で公表しているものです。WEJ433号2面に掲載されているものを再掲しておきます。

SH紀元127年関西支部十大ニュース(平成25年、西暦2013年)

1 機関紙「ウエスト・エンド・ジャーナル」4500ページを達成 11月17日

第432号12ページで4500ページを数える
4500ページには「関西支部平成26年度会費納入のお願い」を掲載
貴重な関西支部の諸活動の全経過と歴史を記録する
創刊以来31年にしての快挙、4000ページから41号、3年1ヵ月経過
他に、日曜版、別冊があり実質5000ページに迫る

2 仏滅会を201回から7回開催、次の100回への歩みを始める 2月 9日

日本綿業倶楽部を会場に、重文の会館見学も行う
記念発表:中島俊郎甲南大学教授「《まだらの紐》におけるイギリスの住空間」
記念発表:大川一夫会員「シャーロック・ホームズとメンタリズム」参加27人、海外交流の報告も

3 会員の出版活動相次ぐ 1月21日〜

1月の中島俊郎『暮らしのイギリス史〜王侯から庶民まで』に始まり、森川智喜さん3冊、飯島一次さん2冊、小林・東山訳全集重版、原田、日暮、太田、松本、中島・木下さんら、それぞれの力作、意欲作を世に問う

4 平賀さん、TV・ラジオでホームズを語る 1月12日〜

東京のFMラジオJ−WAVE「ホームズの極み」
FM軽井沢ナチュラルガーデン(5月)とビューティフルサンデー(9月)
WOWOWの米国CBS製作映画「Hエレメンタリー」の解説

5 ホームページ「WEST HOLMES」盛況 1月 1日〜

11月末現在で、関西支部ホームページ接続数17,517回
談話室直接145,234回、会員以外も多数が閲覧

6 中島 顯会員が蔵書を関西支部に寄贈される 3月13日

紙上オークションで必要とする会員に頒布し落札額は関西支部の運営に充当

7 豊中市の中島久夫元図書館長からコレクションを関西支部に寄贈される 10月 6日

やはり紙上オークションで公開、必要とする会員に頒布

8 故成田一徹画伯のホームズ切り絵(原画と複製)をシャーロキアンに頒布 10月26日

ライヘンバッハ滝頭の格闘シーンと自室くつろぐホームズの図柄

9 関西支部初のマジック仏滅会を開く 7月 6日

研究発表と北新地のマジックバーの二次会として

10 第23回追分フォーラムを開催 5月4〜5日

校長は鈴木利男会員、ホームズのお膝元で充実した研究発表4件

次点 仏滅会200回のオリジナル記念品を海外のシャーロキアンに贈呈 2月 9日

特製のホームズのシルエット入りの箸

補欠 甲南大学の広報誌で『ホームズの不思議な世界』を紹介 3月25日

著者として甲南OBの平賀三郎・福島 賛さんの名も紹介

番外 平賀さん、軽井沢新聞に登場 5月15日

1面コラム「軽井沢人物語」に登場

平成25年の機関紙は、研究、文芸、報告、情報などは合計158本、寄稿者は70名を数えました。例会仏滅会は幹事が7名、副幹事5名、発表者14名によって行われ、終了後懇親夕食会を開いて、日本シャーロック・ホームズクラブの会則に定めるクラブの目的である「ホームズ研究」と「会員相互の親睦」を文字通り実践しています。特に充実した研究発表が14件あったことは、関西支部の誇りであり、大きな財産です。篤志家から寄贈されたホームズ本を紙上オークションで必要とする会員に頒布した年でもありました。
 シャーロキアンにとて、新しい1年の活動が待っています。

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