11月の話題

紅葉真っ盛りの京情緒あふれる仏滅会を開く

 平成26年の今年第6回目の年末仏滅会は、例年の大阪を離れて、紅葉真っ盛りの京都東山で京情緒たっぷりの仏滅会を開いた。

 京都の紅葉の見頃は11月下旬、名刹東福寺とか高尾とか名所は多い。今回仏滅会を開いたのは東山、ここにも南禅寺、永観堂など紅葉の名所がズラリ、それぞれの美を競っている。

 会場は京都市文化財建造物保存技術研修センターで、清水寺に通じる清水坂の近くにある。文化財保存技術の展示室もある。

 円山公園も紅葉が美しいが、円山公園から北へ向かった青蓮院門跡は天台宗五箇室門跡のひとつで、池泉回遊式庭園と紅葉がきれいな霧島の庭がある。南へ出た高台寺は、豊臣秀吉の菩提を弔うために秀吉夫人の北政所が建立した寺で、通称は「ねねの寺」と呼ばれ、小堀遠州が作った国の史跡、名勝に指定されている庭で有名である。高台寺の前のねねの道、さらにその先の二年坂、三年坂を上ると清水寺、仏滅会の日は夜間もライトアップして公開しており、東洋人・西洋人を含めた外国人をはじめ、多くの観光客が坂道にあふれていた。

 この日の会場は東山通りから清水坂を少し登り、三年坂に出るすぐ手前にあり、午前中に思い思いの紅葉をめでた参加者は会場前に集合し、二年坂に面し、八坂の塔を望む京料理の店「つぶら乃」で優雅に昼食を摂った。

 仏滅会では神戸の林庄宏さんと九州から参加の鬼丸武士さんのハイレベルな総合的研究発表を聞き、充実した時間を過ごした。

 終了後、清水坂にあるレトロな洋館の湯豆腐の店「清水順正」で、これも今日名物の湯豆腐を賞味しつつ懇談した。昼食会場、夕食会場とも観光客垂涎の店である。

 この京情緒たっぷりの第213回の企画、幹事は西浦寛さん、和歌山から参加の副幹事西田千穂さんと共にいろいろお世話いただいた。

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