4月の話題

京都大学時計台記念館で4月の仏滅会を開催

関西支部例会の仏滅会は、大阪府以外でも京都府、兵庫県、奈良県などで毎年開いている。京都は例年4月が多く、かつては清水武彦会員のお世話で四条烏丸の京都産業会館、鬼丸武士会員のお世話で京大会館などで開かれたが、平成23年からは、京大職員の会員のお世話で京都大学構内の百周年時計台記念館で開かれている。本年は4月13日に行われた。

 京都大学は、明治30年に、東京大学に続く日本で2つ目の大学として創設された。その前史をたどると、明治2年に大阪に開設された舎密局に遡る。この学校が複雑な変遷を経て京都に移転して第三高等学校となり、現在の京都大学の先祖に当る。

 会場の時計台記念館は、東山通りから吉田山に向かう東一条通りに面した京大正門を入った正面に建ち、大学のシンボルである時計台が聳えている。明治30年から百周年を迎えた京大の記念事業として、大学本部の事務室や総長室が置かれていた旧本部を修復して、一般にも公開されているものである。毎年京大総長の使用許可を受けて利用している。後ろ側の法学部・経済学部の大教室では、きら星のごとき大教授が名講義を行った場所、また時計台は大学紛争の時には活動家の学生に占拠され、ヘル・ゲバの学生と機動隊が抗争する舞台ともなった。

 現在では、大教室は百周年記念ホールとして諸行事に使われ、旧総長室は迎賓室(非公開)、事務室などは歴史資料室、京大サロン、レストランラトゥールとして公開されている。かつてはお偉方が陣取っていた2階に会議室が4室設けられ、その一つを毎年お借りしている。正面玄関を入った1階のホワイエには、総長カレー、いくらなめても京大の文字が現れる京大金太郎飴、京大せんべい等と京大グッズの売店がある。この辺りはさすがに京大らしい。

 ロンドンホームズ協会が1月6日に国会議事堂で新年会を開くと聞くが、全世会のホームズ団体の行事の会場としては、これに次ぐものとも言えよう。

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