5月の話題

ホームズ像近くで今年も追分フォーラム開く

 恒例の追分フォーラムが本年も軽井沢追分で開催された。昭和62年のことであるが、小林司さんらが軽井沢にホームズ像建立をはたらきかけた時、「軽井沢図書館に日本のホームズ物語関連図書を寄贈して『ホームズ物語コレクション』を育てることなども考えております」とか「シャーロック。ホームズクラブの大会やセミナーを軽井沢で開くことも考えております」などと表明し、「追分としても郷土館、堀辰雄記念館と共に観光客を誘致し役立つものと思われます」とも言っている。図書館へのホームズ図書寄贈は立ち消えとなった感であるが、セミナーの開催については軽井沢セミナーが追分を離れた今日、この小林さんんお主旨を唯一守っているのが追分フォーラムである。

 本年は、東西のシャーロキアン8名がそれぞれテーマを持ち寄って開いた。内6名は研究発表をし、1名はフォーラムの前夜祭・後夜祭として軽井沢らしいレストランでグルメを楽しむ企画を、また1名は本年は午歳であるので中山道に多く見られる馬頭観音を訪ね、どれがホームズやモリアティの化身なのかを推理する遠足を企画した。ホームズ像のある庚申塚公園へピクニックし、また名代のそば店で、手打ちそばを賞味したのは例年どおりである。

 地元からは、前軽井沢町図書館長である作家、追分会の事務局長である編集者、軽井沢新聞の記者が顔を見せた。

 冬の豪雪に耐え、新緑の中にたたずむホームズ先生とも1年ぶりに面会し、参加者一同軽井沢のホームズフルコースを堪能した。詳しくは関西支部WEJなどで報告される予定である。

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