1月の話題

SH紀元129年の「仏滅会」スタート

 ホームズの事件簿が出版され、名探偵ホームズがこの世に出て129年になる。ニューヨークとロンドンのシャーロキアンが、作家コナン=ドイルの原作の事件発生日などの多くのほころびがあるため、いちいち悪口は言わないで、コナン=ドイルを出版代理人に棚上げし、ほころびの多い事件簿を「聖典」と称したウィットには及ばないが、洒落っ気のあるシャーロキアンは本年を「SH129年」などと呼ぶ。その年に当る平成27年が始まったが、本年の仏滅会は全6回ともすべて仏滅の日に開催することになった。

 そもそも。故小林司さんから、「毎回東京まで来てもらうのは時間もお小遣いも大変なので、関西でも集まりを持っては」と奨められ、関西でホームズの研究会と会員の親睦会を開くことになった。その際、名称として「聖典に唯一登場する正倉院に因んだ名前にしては」との意見も出たが、誰言うとなく「仏滅会」との名前になった。

 その理由の一つとして、第一回の仏滅会を開くため会場を探したがなかなか見つからず、ようやく12月13日の仏滅の日に大阪駅北側の弥生会館が空いていたので、ここに決めた裏話がある。結婚式や各種お祝いパーティーが開かれることのない仏滅の日が会場が取り易かったのである。

 もともとが架空の人物であるホームズをヴィクトリア朝英国に実在した人物と擬し、文学研究のパロディであるホームズ研究を楽しもうとするのがシャーロキアンの集まり、聖典と呼び出版代理人と呼び、SH紀元と称し仏滅会と称する。いずれもシャーロキアン本来のウィットと洒落っ気の伝統に沿っているものである。

 新年度の仏滅会の日程は、次のとおりである。

   1月24日(土・仏滅)第215回(大阪)

   3月28日(土・仏滅)第216回(東大阪)

   5月30日(土・仏滅)第217回(神戸)

   8月 1日(土・仏滅)第218回(茨木)

   10月3日(土・仏滅)第219回(奈良)

   12月6日(土・仏滅)第220回(京都)

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