2月の話題

関西支部にとって記念すべき平成28年、西暦2016年、SH紀元130年は有意義な年であった。2月21日の第221回記念仏滅会、12月10日の関西支部35周年記念仏滅会は内容充実の上、記念品の特製221?ジョッキも、特製ホームズトランプも好評で、出席者などに配布した他、残部を頒布したところ、すべて完売した。

 仏滅会も9回開催し、特筆すべきは毎回の研究発表の充実ぶりである。内容はJSHCの活動歴の中でも高い水準にある。クラブも創立後40年にもなると、研究発表もどうしてもマンネリ化する。すでに識者から「ホゲホゲ研究」とか、「爪楊枝型研究」との指摘があるが、クラブ初期の斬新さも新機軸も失って、袋小路に入る感すらあった。

 関西支部では、袋小路からの脱出を目指し、会員の研究を一層奨励し、また有識者の入会を進め、その成果が毎回発揮されている。

 2月の新年度第1回の仏滅会は、天気予報では寒気団の襲来のため大雪の警報が発せられていた。その中で出席した熱心な会員に対して、英文学者の現職大学教授と、新進気鋭の会員による発表が行われ、質疑応答や意見交換も大いに盛り上がった。

 JSHCは、東京の例会や会誌『ホームズの世界』では、新入会員や初心者に優しい運営をしている。中習者以上は軽井沢セミナー、追分フォーラム、関西支部、SH紀要などが担う構図となっている。関西支部では、初心者と共に中習者、より深く研究する者も満足する活動が続けられている。その具体的な1回が2月第230回仏滅会であったようだ。

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