28年1月の話題
2017年の仏滅会で12編の新しいホームズ研究が発表される。
支部創立35周年を経た2017年の関西支部では、例会仏滅会で12編の新しい研究が会員から発表され、世界のホームズ団体でもトップクラスの研究活動が続く。 〇第230回仏滅会(2月) 山原翔太 「シャーロック・ホームズと馬車」(その後論文化してWEJに連載中) 中島俊郎 「ホームズとビートン夫人」 〇第231回仏滅会(4月) 福島 賛 「《六つのナポレオン》にまつわる六つの難題」 中尾真理 「カレー料理とキュラソ―コーヒー(料理から見るイギリスの海外領土)」 〇第232回仏滅会(6月) 吉本研作 「緋色の検索」(その後論文化してWEJに連載中) 林 庄宏 「The Blue Carbancle ノート」(論文化してWEJに投稿予定) 〇第233回仏滅会(8月) 大川一夫 「シャーロック・ホームズの推理法と弁護述」 平賀三郎 「《青い紅玉》再考」(その後論文化してWEJに連載し、また『シャーロック・ホームズ紀要』24号に投稿) 〇第234回仏滅会(10月) 眞下庄作 「ホームズ《緋色の研究》の誕生・裏秘話」(その後論文化してWEJに連載中) 長谷川明子 「ホームズ物語の言語学考察:言語の抽象性と具体性」 第235回仏滅会(12月) 佐々木一仁 「南サセックス足跡を訪ねて―ケインズとホームズ」 川島昭夫 「ホームズ譚はロンドンの物語か」 前にこの年のWEJに投稿された研究論文も上記を含めて20編以上ある。これらは次月に報告する。 なお仏滅会は、研究発表のみならず「近況報告・情報交換」の時間として、全出席者がご自身のホームズ生活の近況やホームズ関連の情報を一言ずつ報告する時間を設けている。また発表者を囲んで懇親夕食会を持ち、単なる例会終了後の飲み会ではなく、食事を共にしてホームズを語り合う機会を設けている。
|