4月の話題

平賀さん『ホームズ 聖地巡礼の旅』を出版

 関西支部代表者の平賀三郎さんは、2010年4月18日付で、東京の青弓社から『ホームズ 聖地巡礼の旅』を出版した。四六版 200ページの本である。

 目次は次のとおり。

 第1章 シャーロキアンのホームズ学

 第2章 ウインチェスター巡礼

 第3章 椈屋敷はどこにあったか

 第4章 ソア橋ついに発見

 第5章 白銀号のホームズ学

 第6章 ノーフォークにトリヴァ老人邸を探訪

 第7章 ホームズ最後の活躍の地を訪ねる 

 内容としては、英国の古都ウインチェスターで発生した3つの事件現場に足を運んで「ソア橋」の真相に迫り、「椈屋敷」の場所を探し出し、消えた競走馬を追う。またホームズの生涯で最初の事件となったノーフォークの屋敷を探し出し、事件解決後に姿を消した最後の事件現場を訪ねてワトソンと語った訣別の「東の風」の言葉の意味を考える。英国に旅行しホームズの「聖地」を巡礼して実証的に名探偵の推理を推理するシャーロキアンならではの書である。

  平賀さんの何回かの聖地巡礼には同行した会員も少なくない。また旅行記や、現地を訪れて調査、考究したホームズ学のレポートは何回かにわたって仏滅会で発表されたり、「WEJ」に掲載されている。

  今回の本はそれらを著者自身が整理し、単行本として出版したものである。ホームズ学の基本的な立場に立脚し、JSHCの最新の活動の中で生れた本といえよう。

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