7月の話題「追分のホームズ像にも市民権」作家の延原謙が、軽井沢の追分に「ホームズ庵」との表札を掲げて別荘を建てて文筆にいそしんだ故事に因んで、昭和63年に建立されたホームズ像も、本年になってようやく市民権を得た模様である。 建立後しばらくは、町内の観光パンフにも案内図にも記されていなかったが、次第に、追分フォーラムの会場である民宿あさぎり荘のパンフなど、町内の案内図に「シャーロック・ホームズ像」の所在地が記されるようになった。 ある日、関西支部の平賀三郎さんが佐藤雅義軽井沢町長にお目にかかった時「追分にホームズ像があるのは知っているが、そのいわれなどは知らない」と言っておられた。すっかり埋もれてしまっていたのである。そこで平賀さんは、これでは残念であると、追分フォーラムや軽井沢セミナーに出席した折に、地域のFM軽井沢局のトーク番組に出演して話をしたり、開放型運営の追分フォーラムについては「軽井沢ニュース」「軽井沢新聞」に予告記事を掲載して町民の参カを呼びかけたり、軽井沢観光協会の会長に働きかけたりして巻き返しをはかっていた。 その後パンフなどに所在地が記されることが多くなった。さらに本年はついに写真まで掲載され、有名な場所が多い軽井沢の名所の一角に食い込み、すっかり市民権を得たようである。
その他追分の古書店「追分コロニー」で本を買うと、お好みのしおりをくれるが、その内にホームズ像の写真を使ったものがある。店内にホームズ像の写真も掲げられている。 |